ひな祭りのお祝いメニューに、欠かせないのがハマグリのお吸い物。
ハマグリは結婚行事などでも使われる、縁起のいいもの。
ハマグリには
良縁に恵まれる
という意味があります。
「なぜ?ハマグリのお吸い物?」と不思議ですよね。
ハマグリには以下のような意味が込められています。
ひな祭りにハマグリ料理で良縁を願う
ハマグリが意味すること
たくさんある貝類の中で、なぜハマグリが縁起物に選ばれているのでしょうか?
その理由は、ハマグリの貝殻は一対になっていて他の貝とは合いません。
必ず元の組み合わせでしか、重なり合わないのです。
他の貝殻とは合わない=1人のひとと添い遂げる
という仲の良い夫婦の象徴として、昔からひな祭りや結婚行事などで縁起物とされてきました。
昔は貝合わせという遊びがあった
平安時代には、一対の貝殻の特性を活かし「貝合わせ」という遊びがありました。
元のペアの貝を探し出す遊びで、現代の神経衰弱のような遊びです。
遊びになる程「一対」の貝が、ぴったり合うのがハマグリの貝殻なのです。
ひな祭りでハマグリの盛り付け方の注意点
ひな祭りなどでハマグリのお吸い物を作るとき、盛り付け方の決まりがあります。
盛り付けのルール
良縁を象徴するハマグリ。
ひな祭り定番のお吸い物では、一つの貝に二つの身を入れるのがしきたりです。
口の開いハマグリに、ふたつの身が乗っていればOKです。
仲の良い夫婦を意味した盛り付け方です。
ひな祭りはハマグリ料理で幸せを願う
ひな祭りは、娘さんの健やかな成長を願う行事。
昔からの習わしには、あやかりたいものです。
カルシウムやミネラルも豊富な旬の味覚であるハマグリで、将来の良縁を願いたいですね。
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